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英語の will と would は、日本語話者にとって最も理解しにくい概念の一つです。なぜなら、日本語には時制がほぼ存在しないからです。日本語では「食べる」一つの形で「今食べる」「明日食べる」「いつも食べる」をすべて表現できます。しかし英語では、時間軸を明確に区別する必要があります。
will の最大の特徴は、話し手の「意志」「予測」「約束」という心的態度を含んでいることです。単なる「未来のこと」ではなく、話者が積極的に関わる未来を表します。例えば「I will help you」は「(自分の意志で)手伝う」という強い意思表示で、単なる予測ではありません。これは日本語の「~するだろう」(客観的予測)と「~する」(意志表示)を区別する英語的思考です。
would はさらに複雑です。これは will の過去形ではなく、仮定法の過去形です。「もし~だったら」という現実と異なる条件下での話です。「I would help you if I could」= 「(もし可能なら)手伝うのに」という、実現していない仮定の状況を表します。日本語では時制がないため、この現実性の有無を英語のように厳密に区別しません。
つまり、英語は「いつ?」「本当?仮定?」という情報を文法で必ず明示する言語なのです。
I will call you tonight.
今夜、電話します。(今ちょうど決めた意思)
It will be cold tomorrow.
明日は寒いでしょう。(未来についての予測)
I will not give up.
私は諦めません。(強い意思・決心)
Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?(丁寧な提案)
I would love to visit Japan someday.
いつか日本に必ず行きたいです。(仮想の願い・望み)
Would you help me with this, please?
これをちょっと手伝ってくださいませんか?(丁寧な依頼)
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